ラオス人民民主共和国
Lao People’s Democratic Republic
面積
236,800km2
人口
約716万人(2019年推定値)
首都
ビエンチャン
政治体制
人民民主共和制
主な言語
ラオス語
主な宗教
仏教
通貨
キップ
ラオスへのODA主要供与国
(2008年~2017年/10年間累計)*
1位 日本 30%
2位 オーストラリア 14%
3位 韓国 13%
*経済協力開発機構(OECD)の開発援助委員会(DAC)加盟国による二国間ODA総額に占める割合
ラオスにとって日本は最大の政府開発援助(ODA)供与国!
参出典:OECD
経済改革で新たな成長を目指す
ラオスはベトナム、カンボジア、タイ、ミャンマー、中国の5つの国と国境を接し、ASEAN唯一の内陸国です。日本の本州程の国土に約50の民族が暮らしており、国民の約70%が熱心な仏教徒です。メコン川が南北に流れ、水資源に恵まれた豊かな自然を擁しています。1975年以来の計画経済が行き詰まったことにより経済発展が遅れていましたが、1986年に導入された「新経済メカニズム」と呼ばれる経済改革により、市場経済の導入と開放経済政策を進めています。主要産業は農業であり、コーヒーは重要な輸出農産品です。その一方で観光産業にも力を入れています。
日本は政府開発援助事業の一環として、世界遺産に登録されているワット・プー遺跡を保護・保存するための無償協力や、橋や道路等のインフラ整備など、さまざまな経済協力を行ってきました。
国名の意味
タイ系種族のラオ族の名前に由来しています。ラオスは、古タイ語の「ラオ Lao=人間」の複数形です。
国旗の意味
赤は自由と独立のために流された血、白い丸は平和と輝かしい未来の展望、青は国家の繁栄とメコン川を表しています。
交流マナー
ラオスではきびしい仏教の教えが生活に根づいているので仏教を冒とくする言動をつつしんで下さい。ラオス人は目上の人にあいさつをするとき手のひらを合わせて「ワイ」と呼ばれる合掌をします。
日本では初対面の(特に女性)に年齢を聞くことは、失礼とされていますが、ラオスでは、初対面でも、人の年齢や家庭について聞かれることがあります。自分より年上の人に対して「○○お兄さん、○○お姉さん」などの名称で呼び、敬意を表します。そのため、相手に失礼のないように年齢を尋ねるのです。
相手の文化や生活習慣を尊重し、失礼のないように心がけましょう。