AJCスタッフ・ララに聞く
ギニサンムンゴの
レシピストーリー
ギニサンムンゴはある曜日によく食べられると聞いたのですが、本当ですか?
本当です。フィリピンでは、金曜日になると、会社の食堂やレストランでギニサンムンゴが売られています。
なぜ金曜日に食べるのですか?
フィリピン人の宗教に関係しています。フィリピンはASEAN加盟国の中で、唯一のキリスト教国で、国民のほとんどがカトリックです。フィリピンのカトリック信者の多くは、毎週金曜日と年に一度の聖週間(イースターの前の一週間)は肉類を食べません。そのため、肉を食べなくてもタンパク質をたっぷり摂取できるムング豆を食べるのです。
ギニサンムンゴをどうやって食べるのが好きですか?
熱々のごはんと「トヨ」や「ダイン」と呼ばれるフィリピンの塩気のある干し魚と一緒に食べるのが好きです。日本の干物も合うと思いますよ!ぜひ試してみてください。
これからギニサンムンゴを作ろうとしている方へメッセージをどうぞ。
黄色や緑のムング豆がありますが、フィリピンでは通常緑のムング豆を皮つきで料理します。作る前日にお豆を良く洗って水に浸しておいてください。そうすると火にかけてから早く豆がやわらかくなるので、調理時間を短縮できます。また、今回はほうれん草を加えましたが、空芯菜も良いと思います。フィリピンではモリンガやチリの葉っぱを使います。ギニサンムンゴを作るときは、豆を多めに用意して、豆を砂糖や牛乳と煮込んでおやつにするのもおすすめ!