AJCスタッフ・ウランのお気に入りレシピ
サンバルウダン
Sambal Udang - インドネシア料理
インドネシア出身のウランが紹介するのは、揚げたエビを辛いサンバルで炒めた「サンバルウダン」のレシピ。インドネシアやマレーシアの辛味調味料である「サンバル」を作る際は、唐辛子をたっぷり使います。辛い味が好きな方はレシピ通りに、苦手な方は唐辛子の本数を減らしたり、種を取り除いたりしてお好みの辛さに調節して下さい。
材料
4人分
海老(殻付き) | 20尾 |
レモン | 1/2個 |
赤唐辛子 | 30本(25g) |
赤パプリカ(大) | 1/2個(100g) |
玉ねぎ(中) | 1個 |
にんにく | 2片 |
トマト(大) | 1個 |
塩 | 小さじ1 |
砂糖 | ひとつまみ |
こねぎ | 1本 |
油 | 適量 |
作り方
STEP 1
海老の下処理をする。海老を水で洗う。尾を斜めに切り、フォークで汚れを取り出す。背中に切り込みを入れる。レモン汁をかけておく。
STEP 2
サンバルの元を作る。赤唐辛子と、にんにく、ざく切りしたパプリカ、玉ねぎ1/2個、トマト1/2個を、ブレンダーにかける。
STEP 3
残った玉ねぎ1/2個とトマト1/2個を薄切りにする。小ねぎは小口切りにしておく。
STEP 4
海老を揚げる。鍋に油を(なべ底1cmくらい)を入れ、油を温める。
STEP 5
海老の表面の水分をキッチンペーパーで拭いてから、鍋にいれ、両面を揚げたら取り出す。
STEP 6
別の鍋でサンバルを作る。鍋に、エビを揚げた油大さじ3と薄切りにした玉ねぎ1/2個を入れ、火が通るまで炒める。
STEP 7
サンバルの元を(ブレンダーにかけたもの)を加えて炒める。
STEP 8
塩と砂糖を加え、トマト1/2をうす切りにしたものを入れて、さらに炒める。
STEP 9
最後に海老を加えて、全体を炒める。小ねぎをトッピングしたら、できあがり。
レシピストーリー
お弁当にサンバルウダンを持ってきたウラン
この日はゆでた菜の花を添えて
ウランが作ったサンバルウダン
このレシピについて教えて下さい。
これは母のレシピです。私の家族はシーフードが好きなので、母がよくサンバルウダンを作ります。
日本でもこのレシピでサンバルウダンをよく作るのですか?
はい、よく作っています。
サンバルウダンにまつわる思い出を教えて下さい。
母が作るときに、よく海老の下処理を手伝いました。時々、というか毎回、揚げたての海老をこっそりつまみ食いしました。揚げたてはとってもおいしいから!そして母に怒られ、自分の部屋に逃げる・・・ということをしていたのが思い出です。懐かしいなあ。
サンバルウダンをおいしく作る秘訣はありますか?
心を込めて作って下さい(笑)。レタスと食べるとサンバルの辛さが中和されて良いですよ。母はサンバルにプタイ豆*というちょっと臭い豆を入れます。それが加わると最高の香りのサンバルが作れます。プタイ豆は食べた後、口の中に独特のにおいが残るのですが、味はとってもおいしいです。
*プタイ豆はインドネシアやマレーシアのジャングルに生息している木から取れるマメ科の食材です。和名はネジレフサマメノキ。
これからサンバルウダンを作ろうとしている方へメッセージをどうぞ。
「No spice, no life」(辛い物がなきゃ生きていけない)。これはインドネシア人のモットーです。インドネシア人は辛いものが大好きで、サンバルもとても辛いです。もし辛口にチャンレジしたければ、レシピの唐辛子をバードアイチリ(赤鳥の目唐辛子)に変えてみて下さい。