What’s
チンロン

チンロン(Chinlone)


ミャンマーの国技 華麗なる足技競技

チンロンは、1500年もの歴史を持つ、ミャンマーの伝統スポーツのひとつです。「チン」は篭を、「ロン」は丸いものを意味します。サッカーやフットサルの選手達にも真似できない巧みな足技で、つま先、膝、インサイド、アウトサイド、踵、足の裏の6か所を使って、器用に地面にボールを落とさずに蹴り続けます。たとえるなら、日本の蹴鞠(けまり)のようなスポーツです。

競技としては、6人のプレイヤーが円になり、いかに美しいフォームで難易度の高い技を成功させるかで競い合い、アクロバティックな技が次々に繰り広げられます。ミャンマーの伝統的な舞踊の美しさを採り入れた技は、200種類以上あるとも言われている、エンターテインメント性と芸術性を兼ね揃えたスポーツなのです。

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Let’s Play
チンロン

やってみよう、チンロン!


一見真似できないものすごい技ばかりに見えるチンロンですが、練習すれば誰でもできるようになります。


ぜひチャレンジしてみましょう!

チンロンで最も多く使う部位は、インサイド、足の裏、つま先の3箇所です。右足利きの人であれば、自分の身体の左に飛んできたボールを足の裏で蹴ることになります。身体の前面に飛んできたボールは、インサイドでとり、少し手前に落ちるボールはつま先で拾うことになります。このことを意識しながら、ボールを蹴ってみましょう!

リフティング1万回?!

ミャンマーでは、初心者が練習を始める時、つま先でのリフティングの回数を上達具合のバロメーターとして見ます。ダビンタイン(一人でおこなうチンロンの曲芸)を目指す選手(一般的に女性)は1万回を一つの条件にしています。また、チンロン選手を目指すなら、1000回以上が一つの基準になっています。ある程度ボールコントロールができるようになるためには、100回以上リフティングできることが一つの鍵になってきます。

蹴り方色々

実は、一口につま先で蹴るといっても、蹴り方にはいくつかの種類があります。その中で代表的な蹴り方を2つご紹介しましょう。

(1)カッチェービャー(蹴るつま先)
膝を支点にしてつま先を前後に動かします。前に動いたところでチンロンを足の親指と人差し指の付け根付近で蹴ります。ボールは自分の手前に向かって回転します。この蹴り方は非常に重要で、つま先を使った技を習得する場合には、この蹴り方が基礎になります。

(2)タチェービャー(置くつま先)
チンロンが回転しないように下から持ち上げるような蹴り方です。この方法を使うとリフティングの回数を増やすことができます。

自主練でチンロン!

COLUMN

毎日時間を決めて、たとえば5分以内で蹴られた回数を測定し、その中で最も多く蹴ることができた回数を記録します。これを毎日続けていると、確実に回数が伸びていきます。最初は2回くらいであっても、1ヶ月後には数十回ほど蹴ることができるようになります。集中的に練習すると、めきめき上達します。ミャンマーの子供たちをみていると、前日の最高回数より100回以上も数値が上がることも珍しくありません。皆さんも、あきらめずに続けてみましょう!

両足でチンロン!

COLUMN

チンロン選手を目指すためには、左右の足で同じ技ができなければいけません。得点試合では、決められた技を左右の足で連続して蹴ることで1点となるため、どちらの足でも同じ技ができることが必須になります。左右平等に鍛える必要があるところも、チンロンが健康に良いとされている理由のひとつかもしれません。

型練習でチンロン!

COLUMN

チンロンの練習の中で、最も重要なのが型練習です。チンロンはただボールを蹴ることが目的ではなく、決められた美しいスタイルで蹴ることが求められます。そこで、ボールを蹴る前に、まず型練習をして、その動きを身体に覚えさせます。ある程度型が身についたところで、ボールを使った練習に入ります。昔のミャンマーでは、はじめの1年くらいはボールを使わずに、型練習のみで練習を重ねることもあったようです。

チンロンFacts

チンロンの技

Let’s Watch
チンロン

チンロンの美しく巧みな足技を、実際にご覧頂きましょう。

動画でチンロン Part1

動画でチンロン Part2

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